製品情報
KO処理(ALmitas+ KO)
世界で唯一UACJが製造する
高接着性の表面処理アルミニウム「KO処理」板
UACJでは、多様化する複合材料への対応や、環境負荷の低減を図るため、独自の表面処理技術を適用した高接着性アルミニウム「KO処理」板を開発しました。
「KO処理」板は、世界で唯一UACJが製造する表面処理板です。表面に、特殊な樹枝状の多孔質構造を持つアルミニウム酸化皮膜を形成させることにより、高い接着力を発揮します。プリント配線基板をはじめとして、今後、幅広い用途への適用が期待されます。
●酸化皮膜のアンカー効果により、接着剤を用いずにプラスチック材料と接合可能
●高い密着性により、アルミニウム・プラスチックの複合化に最適
●酸化皮膜が薄く、アルミニウム本来の熱伝導性、耐熱性、加工性を確保
●重金属を含まず、環境にやさしい材料
- 高接着性
- 加工性
主な用途
プリント配線基板 | 多数の実績があり、品質において高い評価 | |
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建築用内装材 | アルミニウム化粧板、ラミネート板の接着下地 | |
輸送用パネル材 | トラック、鉄道などのパネル材下地 | |
自動車部品 | プラスチックとアルミニウムの接着 | |
二次電池用材料 | ラミネートパック材や電極タブ材などの接着下地 | |
塗装材の下地 | クロムフリー塗装下地 |
皮膜の構造
アルミニウム板に、アルカリ性の電解液により交流電解処理を施し、表面に独特の樹枝状の多孔質皮膜を形成させる表面処理技術です。
表面の孔にプラスチック素材が流入し固着することにより、高い接着性を発揮します。
製品仕様
アルミニウム素材 | 1000系(A1100P-H24等) 3000系(A3003-H18等) 5000系(A5052P-H34等) |
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板幅(最大幅) | 1,050 mm | |
板厚 | 0.5~5.0 mm | |
形状 | シート、コイル(0.5~2 mm) |
接着性